違和感?異常?
仕事を始めて、外の世界に触れる時間が増えたことで、
私は少しずつ気づき始めました。
外では普通に会話ができる。
自分の意見も言える。
でも元夫とは、うまく喋れない。
家に帰ると、否定・無視・不機嫌。
そのギャップが、私の心を揺らし始めていました。
理解されない苦しみ
いい友達と出会えたことは、本当に大きかった。
でも同時に、別の知人に状況を話したとき、
私は深く傷つくことになります。
「はなちゃんの性格の問題なのでは?」
「強気に出たらいいんだよ」
「言いたいことがあったら言ったらいい」
その言葉を聞いた瞬間、
胸がぎゅっと締めつけられました。
理解されない苦しみ。
“やっぱり私が悪いんだ”という自責の念。
誰かに話しても、伝わらない。
その孤独が、さらに私を追い詰めました。
書庫で出会った一冊の本
そんなとき、職場で書庫を片付けることになり、
「読みたい本があれば持って帰っていいよ」と言われました。
そこにあったのが、
「モラルハラスメント」 という本。
日系企業だったので、
駐在員が置いていった日本語の本がたくさんあったのです。
読んでみると、
当てはまる部分と、そうでない部分がありました。
でも、読み終えたとき、
心の中で静かにこう思いました。
「やっぱりそうなのかもしれない」
“不思議だな〜”で乗り越える日々
日々の生活の中で、
ストレスや怒りをぶつけられるたびに落ち込んでいた私。
でも、あるとき思ったんです。
「自分を責めてばかりではダメだ」
理不尽なことを言われたあと、
私はこう考えるようになりました。
「どうしてあんなことを言うんだろう?
考えても理解できない。不思議だな〜」
そしてその気持ちを、
「なんだかな〜不思議だな〜♪」
とメロディに乗せて踊るようになりました。
双子も一緒に踊ってくれて、
二人の存在が、私を何度も救ってくれました。
反論してみた日のこと
ある日、口論になりました。
(正確には、一方的に責められていたのですが)
知人の言葉を思い出し、
「ちゃんと自分の意見を言ったほうがいいのかも」
と思い、反論してみました。
面と向かうと萎縮してしまうので、
ちょうど出張中の元夫とLINEでやり取りしていたときでした。
怒りに任せて、
さんざん人格否定をされたあと、
少し落ち着いたタイミングで私は言いました。
「あなたに指摘されたことは、今後気をつけるようにするね」
(何度も言ってきたことだけれど、改めて伝えた)
すると元夫はこう返してきました。
「俺がはなに期待してしまうからイライラするんだ。
だから期待しないように、はなのことを脳みそのない家畜だと思って接する」
その文字を見た瞬間、
私は静かに思いました。
「とんでもない人と結婚してしまった」
日本への帰国が決まった
そんなとき、日本への帰国が決まりました。
その知らせを聞いた瞬間、
胸の奥で何かが動きました。
そして、第五話へ続きます。



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