違和感の始まりから離婚までの記録 ⑫

別居・離婚のこと

第三者の目が教えてくれた“現実”と、決断の瞬間

友達の前でも隠さなくなった本性

元夫のモラハラで心身ともに参っていた時期。
高校時代の共通の友達が大阪に遊びに来て、うちに泊まることになりました。

気心が知れた仲だからなのか、
ちょうど不機嫌な時期だったからなのか、
普段は人前では見せないような態度を、
その友達の前でも隠さずに出していました。

友達は心底驚いて、私を心配してくれました。

元夫とも長い付き合いのある友達だからこそ、
「なんであんなに変わっちゃったの?」
と本気でショックを受けていました。

私に対してだけでなく、
友達や子どもたちがいる前でも文句を言い続け、
威圧的で、不機嫌をまき散らしていました。

友達は「自分が責められているように感じた」と言うほどでした。


その日を境に、私は一人ではなくなった

その出来事をきっかけに、
私はその友達に相談することが増えました。

彼女はすぐに離婚を勧めるような人ではありません。
ただ、私がそちらの方向に向き始めたとき、
しっかり支えてくれる存在になってくれました。

彼女は、いい意味で人に合わせないタイプ。
芯があり、常識や一般論がしっかりわかっていて、
ただ上っ面で「わかるよ」と言う人ではありません。

最初は、

「えまの話しか聞いてないからなんとも言えないけど…」

と言っていた彼女でも、
これまでのエピソードやリアルタイムで起きている出来事を話すと、
「それはおかしいよ」と共感してくれました。


判断力が奪われていた自分に気づいた

長年の元夫の影響で、私は判断力が鈍っていました。

自分の考えに自信が持てず、
異常なことも異常だとわからず、
違和感があっても「私が間違ってるのかな」と思ってしまう。

でも友達に話すことで、
そのモヤモヤが「やっぱり変なんだ」と現実として形を持ち始めました。

一人で抱えていた違和感が、
他者の目によって「事実」に変わっていく感覚でした。


例えば、とある週末のこと

久しぶりに会うママ友とランチの予定がありました。
元夫は週末は副業で完全別行動。
私は24/7でワンオペでした。

平日は子どもが寝る時間に帰宅し、
朝は私たちが出る頃に起きてくる。
「忙しいアピール」をしながら、
実際には子どもと顔を合わせる努力を一切しない人でした。

その日は元夫が体調不良で副業を休むと言い、
「えま一人で行ってきなよ。子どもたちとホームセンター行ってくるから」
と言ってくれました。

そう言ったにも関わらず、
準備ができて「そろそろ行くね」と言うと
元夫が「やだー」と言ってきます。

そして双子も「ママ行くのやだー」と言い、
それを見た末っ子のかいも泣き出しました。

すると元夫は、

「双子がやだとか言うからかいも泣いたじゃん。どうすんの?」

と私に怒ってきました。

元夫自身も「やだー」と言っていたのに、
その責任は双子に押しつけ、
かいが泣いたことは私のせい。

「俺はえまが予定あったらいつも快く送り出す」

と言いながら、
「俺は忙しいのに」「体調悪いのに」「えまのせいで子どもが不機嫌になった」
と罪悪感を植え付けてくる。

ランチ後に電話してもLINEしても返事はなく、
家に帰ると子どもたちは私にべったり。

「公園でも行く?」と話していたら、
元夫は突然、

「俺は〇〇博物館に行こうって子どもたちと話してたけど、
予定あるみたいだから副業の仕事行くね」

と言い放ちました。

「公園なんていつでも行けるし予定じゃないよ」と伝えても無視。
「〇〇博物館ってどこ?」と聞いても無視。

去り際に、

「まず俺の予定聞いてくれてもよくない?」

と言い捨てて家を出ていきました。

調べると、その博物館は家から遠く、
閉館時間が迫っていて、
今から行っても30分しか滞在できない場所でした。

私は呆れと憤りと諦めが混ざった感情でいっぱいでした。


そして、決断の瞬間が来た

友達の後押しもあり、
私は思い切って元夫に「別居か離婚をしたい」と伝えました。

4〜5時間話しましたが、
それは話し合いではなく、元夫の独断劇でした。

「俺は頑張ってるのに、えまが歩み寄ろうとしない」
「子どもと離れたくないから別居も離婚も嫌だ」
「えまは利己的で俺を悪者にしてる」
「俺の気持ちをわかろうとしてるのか」
「なんでえまのちゃらんぽらんな理由で俺が子どもと引き裂かれなきゃいけないんだ」

私は真剣に、時間をかけて考えて話したのに、
彼には「ちゃらんぽらん」に聞こえたようでした。

でも、これもモラハラの特徴です。

相手の気持ちや事実は、
自分の都合のいいようにしか受け取らない。

その夜、私は静かに確信しました。

「この人とは、もう話し合いは成立しない」

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